ニュージーランドのブルーベリーピッキングを紹介!

Gourmet Blueberries


こんにちは〜!

この記事では、私が働いていたニュージーランドのブルーベリーピッキング「Gourmet Blueberries」のお仕事をご紹介します。こちらの会社は、ワーホリに来た日本人のブログでも度々紹介されていて、簡単で高時給の仕事として紹介されています。また、面接等もなくオフィスにアプライするだけで仕事を始められるとあって、英語力に自信がない私は、渡航前から狙っていました。2023年12月〜2024年の4月まで働いていたので、感想などを交えてご紹介します!


会社概要

◼︎Gourmet Blueberries
ニュージーランドの北島「ヘイスティングス(Hastings)」にある大規模ブルーベリーファームです。フレックスタイムを導入しているので、出勤・退勤時間は自由で、休みの連絡も不要です。朝から夕暮れまで頑張って働いてお金を貯めたい人、セカンドジョブを探している人、ゆるりと働きたい人、どんな条件にも柔軟に対応できるのがおすすめポイントです。2週間以上欠勤の場合は契約を自動解除されるので、辞める際も手間要らずです。シーズンは12月上旬〜5月中旬までの期間。1月〜2月上旬は休止期間があるので、他の仕事を探す必要があります。

◼︎アクセス
Hastings:車で約10分 or バスで約30分 / Napier:車で約30分 

◼︎アコモデーション
シーズン前の11月と、シーズン再開後の2月以降にFacebookで募集していました。その他の期間は、空きがあれば入れるので、会社に問い合わせてみてくださいね。もし断られたとしても、お部屋が空き次第入れるので、何度か粘って連絡するといいそうです。満室の場合は、ヘイスティングスのFlaxmereエリアのフラットがおすすめです。 ルームツアー動画はこちら

◼︎給与について
給与:歩合制 (最低時給保証)
基本はブルーベリーのキロ単価 × 収穫量で計算されます。最低時給に満たなかった場合は、会社側でトップアップしてくれるので安心です。休憩のときも申告すれば、お給料が出ます。給与は毎週水曜日に振り込まれます。

実際に働く前は、ボーナスがあって高時給というイメージでしたが、コロナが明けて働き手が増えたからか、例年よりボーナスは少なかったです。また、最低時給を超えることもかなり難しいので「ファームでがっつり稼ぎたい!」という人はガッカリするかもしれません。同じGourmet Blueberriesなら南島のチェリー、Hastingsならアップルピッキング、その他キウイピッキングの方が高時給です。「アコモデーション付き・自由出勤・楽なファームジョブ・英語力が不安・ワーホリビザを延長したい」等の理由に惹かれる人にはおすすめです。


応募方法

Facebookで随時告知しています。シーズン開始の投稿では応募者が溢れかえり、オンラインでの応募が半日、現地オフィスの受付が1日で締め切りになりました。その後、12月は毎週火曜日のみオフィス受付、1月〜2月中旬はシーズンオフのため求人がなかったので、早めに働きたい人はHastingsに滞在しておかないと難しいかもしれません。繁忙期の2月中旬からは、初心者ボーナス付きで、オフィスでいつでもアプライできるようになりました。

応募の際は、Gourmet Blueberriesの事務所に直接行きます。窓口では簡単な書類記入もあるので、タックスコードは予め調べておくとスムーズです。パスポート以外の書類は予め印刷しておくのが望ましいとのことですが、その場でスクショを送っている人も見かけました。

登録が完了したら、後日インダクションが組まれます。インダクションでは、顔写真を撮影して、仕事説明のビデオを見て、書類にサインをするだけなので、1時間ほどで終了します。



帰り際に、従業員用のIDカードが配られます。

ものすごく見にくくて申し訳ないのですが、右下に赤色のリボンがついています。このリボンはピッカーのチーム分けの目印で、「赤・黄・緑・白・青色」があります。青色に近づくほど、ブルーベリーがたくさん生っている木に移動することができるそうですが、「赤→緑→白」の順番で昇格した体感としては、大きな差はなかったです。強いて言うなら、朝から仕事を始めたときに、赤色のリボンは収穫する意味があるのか分からないくらいスカスカの木が割り当てられることが多かったのですが、リボンが上がるごとに若干改善された印象です。

ちなみに、白のリボンはアイランダー(サモア出身)のグループなのですが、その方達は朝から夜まで、笑顔でおしゃべりしながら、高速ピッキングしていて、その仕事っぷりに心から尊敬しました。シーズン終わりには、彼らとかなり近いペースで収穫できていたのですが、それでも時給は超えるか超えないかギリギリのペースだったので、高時給を目指すには「速いピッキング×ブルーベリーの実り具合」の条件が揃っていないと、難しいなと思いました。


1日の流れ

Facebookで翌日の出勤時間を確認できます。
雨の日は基本お休み、その他不定期です。

この画像の場合だと、全てのピッカーが出勤できます。5:30〜12:00までに出勤すればOKです。終了時刻はお昼すぎから夕方までとまちまちです。現地で「ホームタイム」と言われたら帰ります。

引用:Gourmet Blueberries Facebook (2023/12/19)



職場に着いたら、ピッカー用の駐車場を抜けて、写真の奥へと進みます。回転ゲートがありますが、みんなゲート右側の隙間から入っています。ちょうどこの辺りに従業員が立っているので、IDカードを読み取ってもらって、奥に進みます。アプライやインダクションに行くときは、同じように隙間を通って左手に進むと、事務所やピクニックテーブルにたどり着きます。


先ほどのゲートを抜けてそのまま進むと、写真の場所に着きます。ここで木製の台・バケツを受け取ります。バケツは小と大サイズがあって、大サイズは2倍の大きさがあるのでお好みで選びます。ここからはリボンの色によって行く場所が別れるので、案内を聞き逃さないように!もし迷ったら、自分と同じ色のリボンの人についていけば安心です。すぐ近くの扉から入ることもあれば、バスに乗って遠くの区画に行くこともあります。遠い場所だと、出勤してから収穫を始めるまでに30分くらいかかります。


到着したら、トロリー置き場に向かいます。トロリーの手前側に荷物入れのボックスがあり、奥側の鮮やかなボックスにブルーベリーを貯めていきます。1ボックスの容量は日によって3kgだったり、5kgだったり変わります。大きいバケツなら、3kg=1.5杯、5kg=2杯が目安です。私は計量の移動が面倒なので、最初から4個くらいボックスを持っていきます。もう少し進むと、計量してくれるワゴンが見えてくるので、その近くで手袋をゲットします。


いよいよ、作業が始まります。スーパーバイザーがブルーベリーの木の近くで待っているので、IDカードを提示して、手をアルコール消毒します。列の右左どちらを担当するか、どこから収穫をスタートするかを教えてくれます。「手前から進んで、奥からやってくる人と出会ったら終わり」のパターンと「⚪︎ブロック先からスタートして、手前に戻りながら収穫して、手前からスタートした人と出会ったら終わり」のパターンがあります。


12月の赤色リボンでは、こんな感じのブルーベリーを収穫していました。

緑や薄紫、赤っぽいベリーは取らずに、青色のブルーベリーだけを収穫します。木によって個性があって、背が高くて届かなかったり、低すぎて座らないと取れなかったり、実が小さすぎたり、大きくて取りやすかったりと様々です。1つずつ摘んで収穫というよりも、両手を同時に使って手のひらにボロボロ溜めていくイメージが近いです。公式Facebookに載っていたショート動画が参考になります。


収穫が終わったら、計量してくれるステーションに向かいます。IDカードを提示して、1個ずつボックスを計りの上に置いていきます。「1列終わった?」と聞かれるので、終わっていたら報告します。最後に収穫した量が記載されたシールを渡してくれるので、持って帰って保管します。一応、計量作業を代行してくれるランナーと呼ばれる人もいるのですが、見当たらないことが多いので、自分でステーションまで来ることが多いです。

あとはこの作業の繰り返しです。


休憩の時は、スーパーバイザーに声をかけます。稀にテーブルもありますが、ほとんどの場合はその辺に適当に座って食事をします。飲料水も準備されていますが、常温でぬるいので、凍らせた水を持っていくのがオススメです。作業の場の近くには、簡易トイレもあります。帰るときは、スーパーバイザーにトロリー置き場もしくはバス乗り場を聞きます。広いので、適当に歩くと迷子になります!最初にバケツを受け取った場所まで帰ってきたら、従業員にIDカードを提示して、仕事は終わりです。





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